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知っていると役立つ「単位」坪・建ぺい率・容積率について!
こんにちは!フォーラムプランニングのスタッフです。
そろそろお盆明けという方も多いでしょうか?
休み明けは、なかなかエンジンがかかりませんね(^^;)
気持ちを切り替えて、まずはブログをお届けします!
さて、家づくりを始めると、独特の単位や基準があることに気づかれると思います。
代表的なのが「坪」という広さの単位。
家づくりでは「m2」ではなく「坪」を使うことが多いんです。
また、「建ぺい率」「容積率」という言葉もよく見かけますよね。これは、土地に対して建てられる建物広さを制限する基準です。
パッと広さがイメージしにくく、m2で書いてくれたらいいのにと思う人もいるかもしれません。
でも、知っておくと、土地情報や間取り図を見るのに役立ちます。
今日は、こんな広さに関するキーワードをご紹介しますね!
「1坪」ってどれくらいの広さ?
まず基本となる「1坪」というサイズについてお伝えしますね。
1坪は約3.3m2
「1坪」は、明治時代に長さを定義する法律によって決められた広さの単位です。
1坪は、1辺が6尺の正方形を表しています。
1尺=10/33mなので、6尺=60/33m、1坪=60/33×60/33m2となります。
整数で計算すると、「1坪=3.3057m2」となることが分かります。
と言っても、これではあまり広さがつかめませんよね。
そこで役立つのが、「畳」で表す方法です。
1坪は畳2枚分と同じ広さ
「1坪」は、畳2枚分の広さとほぼ同じです。
「畳2枚分の広さ」と分かれば、なんとなくイメージしやすくなりますよね。メートル法で図面を描くようになっても「坪」が一般的なのは、畳という共通の「物差し」があることで、広さがつかみやすいからかもしれません。
ただ、畳の大きさは地域によって大きさが微妙に違います。
そのため、不動産広告などでは「1畳=1.62m2」と定められており、「1坪=3.24 m2」 を基準に広さを算出します。
この基準で見ていくと、畳数ごとの広さは次のようになります。
畳の大きさは、地域でどのように違うのかも見てみましょう。
尺貫法に基づく「1坪3. 3057m2」に一番近いのは、東海エリアで使われる「中京間」で、最もコンパクトなものはアパートなどで使われる「団地間」ですね。
1坪といっても、意外と広さが変わってきますね。
坪数とm2の換算方法
感覚的に広さをつかむのには畳数で表現することが役立ちますが、建築図面で正確に広さを算出したい場合は、次のような計算式を使います。
この計算式は、初めにお伝えした「1坪=3.3057m2」を基準にした数値です。
・坪数をm2に換算する場合
坪数×3.3057=m2
・m2を坪数に換算する場合
m2×0.3025=坪数
間取り図に書かれた面積が「m2」だけだった場合は、この計算式を使って坪数に直してみてくださいね。
建ぺい率とは?
次にお伝えするのが「建ぺい率」です。
建ぺい率とは、「敷地面積に対する建築面積の割合」のこと。
建築面積とは、建物を上から見た時に壁や柱の中心線で囲まれた面積のこと。
ざっくり言うと、1階の床面積のことを指しています。2階の方が広い場合は2階の床面積となります。
建ぺい率の計算式
計算式は、次のようになります。
建ぺい率(%)=(建築面積/敷地面積)×100
例えば、100m2の敷地に50m2の建築面積の住宅を建てたら、建ぺい率は50%と言うことになりますね。
建ぺい率は用途地域によって違う
土地の面積が狭い場合は特に、敷地ギリギリまで家を建てたいと思う人もいるでしょう。
しかし、どの家も目いっぱい建てていると、風通しが悪くなったり火事の火が燃え移り安くなったりと街全体の環境が好ましくないものになってしまいます。
そこで、適度に空間を持たせてゆとりある街並みとなるように、建ぺい率は、法律によって制限がかかっています。
建ぺい率は、土地の「用途地域」によって違っています。
お店やマンションが建つような都心部なら建ぺい率は高めになっており、住宅ばかりが並ぶエリアでは建ぺい率が低めに設定されています。
土地利用に合わせて、より良い環境になるように配慮されているんですね。
平屋を建てるなら建ぺい率に注意
一般的な2階建てを建てるなら、それほど建ぺい率に注意する必要はありませんが、平屋を建てたい場合は、注意しておきましょう。狭い土地では、建ぺい率いっぱいまで建てても十分な家の広さが取れないケースがあるからです。
容積率とは?
次にお伝えするのは「容積率」についてです。
容積率は、「敷地に対する延床面積の割合」のことを指しています。
延床面積は、1階と2階の床面積全てを合計したもののこと。
容積率の計算式
計算式は、次の通りです。
容積率(%)=(延床面積/敷地面積)×100
例えば、100m2の敷地に100m2の延床面積の住宅を建てたら、容積率は100%と言うことになりますね。
容積率は用途地域によって違う
建物を2階、3階と高くしていけば、建築面積が小さくても家全体は広くすることができますよね。
でも、そうすると人口が増えて、道路が混雑したり上水道の整備が間に合わなくなってしまったりする可能性があります。
そのため、容積率も、建ぺい率と同じように用途地域によって細かく指定されています。
まとめ
家づくりでは、普通なら使わないような単位や基準が出てきますよね。
難しく感じてしまいがちですが、知っておけば簡単なことばかり。土地の広さや建てられる家のサイズをイメージするためにも、役立ちます。