自宅で行う「お庭バーベキュー」には、手軽にできる、食材の管理が楽、などたくさんの魅力があります。どんな魅力があるのか、具体的にお伝えします。



移動の負担がかからない

お庭バーベキューの魅力は、なんといっても、移動の負担がないこと。

たくさんの荷物をまとめて車に積み込む作業は、意外と大変です。遠くに行く場合は、朝早く出発することもあるかもしれません。

でも、自宅ならそんな手間はかかりません。思い立ったときに、目の前の庭で道具を広げて、すぐにバーベキューができるのです。

新居に引っ越してから、しょっちゅうバーベキューをするようになったというお声もよく聞きます。

自宅のキッチンやトイレを使える

自宅のキッチンを使ってバーベキューの準備ができるのも、お庭バーベキューのいいところです。初めのうちは、アウトドア用品を豊富に揃えるのも難しいですから、いつも自宅で使っている道具が使えるのは便利です。

また、キャンプ場のトイレは遠かったり暗かったりと不安もあります。自宅ならトイレも自由に使えますから、小さなお子様がいても安心ですね。

片付けが楽にできる

バーベキューをした後は、片付けが待っています。

キャンプ場では、洗い場が限られていて思うように片付けられないこともあるでしょう。でも、自宅ならいつも通りキッチンで片付けることができます。

バーベキューコンロも、洗ってそのままお庭で乾かして次の日に片付けるなど、柔軟に対応できるのも魅力ですね。

食材が傷む心配がない

自宅以外の場所でバーベキューをする場合は、食材をクーラーボックスなどで持ち運びます。気温の高いシーズンになると、食材を傷ませないように工夫しなくてはなりません。

しかし、お庭バーベキューなら冷蔵庫が使えます。簡単に、そして安全に食材を管理できるのはメリットです。飲み物に入れる氷も、使いやすいですね。

子どもやペットも一緒に楽しめる

小さなお子様やペットがいるご家族にも、自宅のお庭バーベキューはおすすめです。

長時間のバーベキューは小さなお子様には負担になることもありますが、自宅なら、室内で遊んだりお昼寝させたりと、いつものペースのままで参加することができます。

また、ペット連れでも入れるキャンプ場は限りがありますが、自宅なら気兼ねなく一緒に過ごせます。

バーベキューに最適な庭づくりをするには、次の5つのポイントを知っておくといいでしょう。

①十分なスペースを確保する

バーベキューをするスペースは、余裕を持って確保しましょう。コンロやテーブルなどを広げられるよう、事前にシミュレーションしてみることも大切です。

目安となる広さは、大人4人くらいで使う場合、6～8畳ほどです。

②バーベキューしやすい地面の仕上げにする

快適にバーベキューするためには、庭の地面の仕上げもポイントです。

火を使っても問題なく、汚れても片付けやすいのは、次のような種類です。

・コンクリート

・レンガやタイル舗装

・人工芝

土の地面は、ぬかるみや土ボコリで靴や道具が汚れやすいのであまりおすすめしません。砂利もよく使われますが、平らな面が作りにくいので椅子やテーブルを置きにくくなってしまいます。

ウッドデッキの上でバーベキューをする場合は、不燃性の素材を選んだり、コンロ用のシートをひいたりすると安全に使えます。



③近くに水栓を設ける
食材の準備や片付けを屋外でもできるよう、水栓を設けておくと利便性が一気に上がります。いちいちキッチンに入らなくても、手やお皿を洗ったりできますし、片付けにも使えます。

散水用の水栓のほか、キッチンのように使えるシンクタイプもあります。バーベキューの頻度によって、種類を選ぶといいでしょう。

④周囲の視線が気にならないようにする
近所の方や道路からの視線が気になると、バーベキューもしづらいもの。リラックスできるお庭にするためには、プライバシーの確保が大切です。

目隠しの方法としておすすめなのは、フェンスや植栽などを設置すること。2mほどの高さにすると、十分に視線を遮ることができます。圧迫感や風通しが気になる場合は、隙間のあるボーダーフェンスや、庭木を組み合わせてみましょう。

⑤日よけの屋根を設ける
春や秋でも、日中の日差しは意外と気になるもの。屋根があると、快適に過ごすことができます。

常設の屋根を設けるほか、タープやシェードを設置できるようにフックをつけておくのもおすすめ。必要な時だけに組み立てるタープは、安価で使わない時は収納できるので便利です。

お庭バーベキューは普段のバーベキューよりも手軽に行えるため、アウトドア初心者の方にもおすすめです。せっかくなら、便利に快適にバーベキューができるよう、計画したいですね。今回の記事を参考に、ぜひ楽しくバーベキューできるお庭を作りましょう。