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2023.01.17

収納スペースを通り抜け動線にするメリットデメリットとは

収納スペースを通り抜け動線にするメリットデメリットとは

こんにちは!フォーラムプランニングのスタッフです。
ここ数日は、少し暖かいお天気でしたね。
春が待ち遠しいです!

さて今日は、通り抜け動線のある収納をテーマにお伝えします。
収納の中に通路があって、通り抜けができるものを「通り抜け動線」と言います。
採用するなら、メリットだけでなくデメリットも知っておくと役立ちます。
そこで今日は、通り抜け動線のある収納の代表的な事例やメリットデメリットについて詳しく解説します!

通り抜けられる収納とは?

通り抜けられる収納とは?

通り抜け動線のある収納とは、出入り口が2カ所あり、収納スペースを廊下代わりに通り抜けられるタイプのことを言います。

代表的なものには、

• シューズクローゼット
• ウォークスルークローゼット
• パントリー

があります。

室内を通り抜ける動線上に収納があるため、家事動線がコンパクトになり、収納が使いやすくなると人気です。でも、計画の仕方によってはデメリットも出てきます。採用する場合は、デメリットも知った上で採用したいですね。

通り抜け動線のある収納3 タイプの特徴とメリット

先ほどお伝えしたように、通り抜け動線のある収納の代表的なものは次の3タイプです。収納の特徴や、それぞれのメリットを見ていきましょう。

シューズクローゼット

通り抜け動線を採用することが多いのが、玄関のシューズクローゼットです。
家族はシューズクローゼット内で靴を脱ぎ室内に入るので、来客とは動線を分けることができ、きれいに片付いた玄関をキープしやすいことが人気の理由です。
動線上に靴や傘が収納してあるので、靴を選んだり傘を取ったりするのも楽ですね。



ウォークスルークローゼット

クローゼットを通り抜けできる「ウォークスルー」タイプにすることもあります。
通り抜け動線を採用すると、クローゼット内の通路を有効活用できるのがメリットです。クローゼットの先に洗面室や室内干しスペースを設けて行き来を楽にしたり、クローゼット内の通路を廊下と兼用して床面積をコンパクトにしたりすることができます。



パントリー

パントリーに通り抜け動線を採用する場合は、キッチンや勝手口へつながっていることが一般的です。
玄関からパントリーを通ってキッチンへつながると、買ってきた食材や日用品をさっとしまうことができます。また勝手口につながっていれば、ゴミ出しや駐車場からの出入りが楽になります。
毎日の家事導線がコンパクトになり、使いやすくなるのがメリットですね。

知っておきたい、通り抜け収納のデメリット

知っておきたい、通り抜け収納のデメリット

それでは、通り抜け動線のデメリットとはどんなところでしょうか。デメリットを解消できる通り抜け動線とするためにも、知っておきたいですね。

通路部分が通りにくい

内部に通路を作ると、どうしてもクローゼットやパントリーの面積が広くなります。床面積が増えると建築コストが上がるため、最低限の通路幅で設計しがちです。

「通るときにしか使わないから狭くても大丈夫」と思われるかもしれませんが、通りにくさは意外とストレスになります。結局、あまり通り抜け動線を使っていないというお話を聞いたことも・・・。

せっかく通り抜け動線を採用するなら、十分な通路幅を確保するようにしましょう。

思ったより荷物が置けない

収納スペースに通路を作るということは、通路部分には荷物を置くことができません。また、通り抜ける動線を確保するために、収納スペースの突き当たりにも収納棚を設置できません。
結果的に、広さのあるシューズクロークやクローゼットでも意外と荷物が置けないという事態に・・・。
お子様の成長とともに荷物が増え、通路にも荷物を置いて通り抜けできなくなってしまったというケースもあります。

収納量に見合った広さを確保した上で、通り抜け動線にするかどうかを検討したいですね。

着替えや整理整頓がしづらい

通路を通り抜けるだけと考えていると、使いにくい収納となることもあります。
クローゼットの中で着替えや洋服の入れ替えをしたり、パントリーで食材や日用品を整理したりすることもありますよね。
一定のスペースがないと、収納内で身動きが取りづらくなってしまいます。
収納スペースでどんなことをするのかもイメージして、通路幅を確保しましょう。

まとめ

通り抜け動線のある収納は、家事動線を便利にコンパクトにしてくれます。そのメリットを生かすには、十分な通路幅を取り、適切な動線に計画することが大切です。
デメリットも知った上で、通り抜け動線を活用できる間取りを一緒に考えましょう!