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2025.05.01

平屋は音が広がりやすい?家づくりでできる防音の工夫とは

平屋は音が広がりやすい?家づくりでできる防音の工夫とは

こんにちは!
浜松市・磐田市で家づくりをお手伝いしている、フォーラムプランニングです。

今回は、「平屋の音」についてのお話です。

近年、住まいのスタイルとして注目を集めている平屋。
開放的な空間や家族との距離感、そして生活のしやすさが大きな魅力です。
しかし、平屋には音の広がりやすさという特性もあり、家づくりの際には防音対策や音の工夫が求められることがあります。
今回は、平屋の音の特性について、また、家づくりでできる防音の工夫をご紹介します。

平屋の特徴って?

平屋は、その名の通り1階建ての住宅です。
2階建て以上の住宅と比べて、以下のような特徴があります。

・開放的な空間設計が可能
・家族間のコミュニケーションが取りやすい
・バリアフリーで高齢者や子どもにも安全
・メンテナンスが比較的容易

平屋はなぜ音が広がりやすい?

平屋で音が広がりやすい理由を3つ、ご紹介します。

- 間仕切りが少ない開放的な空間構造
- 2階がないため、上下階での音の遮断効果がない
- 屋根裏空間が大きいことによる音の反響

平屋は開放的な空間構造になることが多く、音波が遮られることなく伝わりやすいため、生活音が家全体に響きやすくなります。
そのため、テレビの音や会話、調理音などの生活音が家中に伝わりやすくなるのです。
特に、就寝時や在宅勤務時など、静かな環境が必要な場面では不便に感じる可能性があるでしょう。

家づくりでできる、音の広がりを抑える工夫

平屋の音の広がりを抑えるためには、設計段階から考慮することが重要です。
ここでは、効果的な対策をいくつかご紹介します。

生活音を遮る間取りにする

リビングやダイニング、水回りなどの共有スペースと、寝室や書斎などのプライベートスペースを適切に配置することで、音の影響を軽減できます。
音が発生しやすい場所と静かさが必要な場所を離して配置するのがポイントです。
トイレや浴室の壁に収納やクローゼットを挟むことで、音を直接伝えないようにするというのも効果的です。

防音性能の高い建材を使用する

壁や床、天井に防音性能の高い建材を使用することで、音の伝わりを抑えることができます。
例えば、遮音性の高い石膏ボードや、吸音効果のある断熱材などが有効です。
最近では防音性の高いドアなどもあるため、そういったものを選ぶとよいでしょう。

二重構造の壁や窓を採用する

壁や窓を二重構造にすることで、音の伝わりを大幅に軽減できます。
特に寝室や書斎など、静かさが求められる部屋では効果的です。

吸音材を活用する

カーテンやカーペット、ソファなどの家具を適切に配置することで、音の反響を抑えることができます。
また、壁や天井に吸音パネル取り入れるのもおすすめです。

屋根裏空間を活用する

屋根裏空間に断熱材や吸音材を充填することで、音の反響を抑えられます。
また、屋根裏を収納スペースとして活用することで、音の広がりを緩和する効果も期待できます。

音を活かす考え方も取り入れよう

音を「防ぐ」だけでなく、暮らしに「活かす」という考え方も平屋では重要です。
例えば、子どもがリビングで遊んでいる声がキッチンにいる親に届くことで、安心感や見守りやすさが生まれます。
また、家族の生活音が適度に聞こえることで、「ただいま」「おかえり」など自然なコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。

まとめ

平屋は、開放的で快適な住まいを実現できる魅力的な選択肢です。
音の広がりやすさという特性を理解し、適切に対策することで、より快適な住環境を手に入れることができます。
間取りの工夫、防音材の使用、吸音材の活用など、様々な方法を組み合わせることで、静かさと開放感のバランスが取れた理想の住まいを作り上げることができるでしょう。
家づくりは長期的な視点が重要です。
音環境についてもしっかりと考慮し、家族全員が心地よく過ごせる空間づくりを目指しましょう。

フォーラムプランニングでは、その魅力を最大限に引き出すために、
設計・施工・性能・コストのすべてに妥協のない家づくりをご提案しています。

浜松市・磐田市で平屋をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
建築家とつくる、世界にひとつだけの“愉しみに満ちた住まい”をご提案します。