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2025.11.15

南向きじゃなくても実現できる!明るい平屋の作り方

南向きじゃなくても実現できる!明るい平屋の作り方

こんにちは!
浜松市・磐田市で家づくりをお手伝いしている、フォーラムプランニングです。

今回は、「土地の方角」についてのお話です。

 

近年、コンパクトで暮らしやすい「平屋」が人気を集めています。

家族の距離が近く、段差のないバリアフリーな住まいとして注目される一方で、「平屋は光が入りにくいのでは?」と心配される方も少なくありません。

特に「南向きの土地でないと明るい家にならない」と思い込んで、土地選びに悩むケースも多いようです。

しかし実際には、南向きでなくても設計次第で明るく快適な平屋は実現できます。

そこで今回は、南向きにこだわらずに明るさを確保するための「平屋の採光設計」について、実例を交えながらわかりやすくご紹介します。

 

採光を工夫して光を取り込むポイント

1. 吹き抜けや高窓で光を導く

平屋でも天井を高く設計し、吹き抜けやハイサイドライト(高窓)を設けることで、日中は自然光がたっぷりと室内に広がります。

特に北側に面した部屋でも、天井近くの窓から柔らかい光を取り入れることで、明るく落ち着いた雰囲気になります。

2. 中庭(パティオ)やライトコートの活用

建物の中央に中庭を設ける「コの字」「ロの字」型の間取りは、外壁に囲まれながらも光と風を内部へ届けられる優れた設計です。

リビングやダイニングを中庭に面して配置すれば、プライバシーを保ちながらも一日中自然光を楽しむことができます。

3. 反射や透過を利用した光のデザイン

白や淡い色の内装材を使うことで、光を反射させ、室内全体に明るさを拡散させることができます。

また、すりガラスや格子のある間仕切りを使えば、視線を遮りながら光だけを通すことも可能です。

「光をデザインする」という考え方が、採光における大きなポイントです。

4. 東西の窓配置で時間帯ごとの光を楽しむ

朝日が入る東側には寝室やキッチンを、夕日が差し込む西側にはリビングを配置するなど、時間帯ごとに最適な採光を考えることも重要です。

南向きでなくても、「どの時間にどんな光を取り入れたいか」を意識することで、生活リズムに寄り添った明るい住まいがつくれます。

北向きの家だからこそ得られる快適さも

実は北向きの家には、安定した明るさや眩しくない光といったメリットがあります。

南側に大きな窓を設けると夏は強い日差しが入りやすくなりますが、北側の採光は一年を通してやわらかく、室温も安定します。

ワークスペースや趣味部屋など、集中したい空間には北向きの光が最適です。

まとめ:明るい平屋を建てるなら、プロの設計力が鍵

平屋はすべての空間が地面に近く、上下移動がない分、採光計画が暮らしの快適さを大きく左右します。

屋根形状や窓の位置、隣家との距離までを丁寧に設計すれば、どんな方角の土地でも自然光を感じる明るい家を実現できます。

南向きにこだわらず、「光をどう取り込むか」を設計段階で工夫することが、心地よい平屋づくりのポイントです。

フォーラムプランニングでは、その魅力を最大限に引き出すために、
設計・施工・性能・コストのすべてに妥協のない家づくりをご提案しています。

浜松市・磐田市で平屋をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
建築家とつくる、世界にひとつだけの“愉しみに満ちた住まい”をご提案します。