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2022.10.04

狭小住宅でも、居心地良く暮らす間取りのコツ

狭小住宅でも、居心地良く暮らす間取りのコツ

こんにちは!フォーラムプランニングのスタッフです。

先日の出勤途中、どこからともなく金木犀の香りが漂ってきて、

秋を感じました。

いい季節になってきましたね!

さて、今日はコンパクトな住まいをテーマにお届けします。

注文住宅の床面積は、年々コンパクトになってきています。

客間がいらなくなった、住宅性能が上がって大きな家はコストがかかりがち、など色々な理由があります。

家が小さくなると、心配されるのが「狭くないかな」「使いにくいのでは?」ということ。

でも、大丈夫です!

床面積の小さい住まいを計画するには「コツ」があります。

いかに狭さを感じさせず、居心地のいい空間にするか、設計者の腕の見せ所です。

今日はそんな、コンパクトな住まいで役立つ「間取りのコツ」をご紹介します。

間仕切りを少なくする

間仕切りを少なくする

ワンフロアの面積が小さいので、できるだけ間仕切りを減らして空間を一体に使うのが、広く感じさせるコツです。

特に、キッチン、ダイニング、リビングは、ひとまとまりの空間にした方がいいでしょう。

もし間仕切りを入れる場合も、引き戸にして一体にもできるようにしておくと、狭さを感じさせません。

廊下をなくす

廊下をなくす

空間を一体として使うために、廊下をなくすのもよく使われる手法です。

廊下は、移動のためだけのスペースなので、そのままにしておくのはもったいない!というわけです。

玄関からリビングへの廊下、リビングから洗面室へつながる廊下などは、位置関係を工夫すればなくても気にならないことがほとんど。

動線も短くなって、使い勝手が良くなります。

空間の抜けを意識する

空間の抜けを意識する

空間の「抜け」とは、視線をさえぎる扉や壁がなく、向こうまで見通せるような状態のことです。

視線の先に窓を持ってきたり、スケルトン階段を設置したりすると、実際の面積より広く感じさせる効果があります。

明るいカラーを選ぶ

明るいカラーを選ぶ

広さを感じさせるには、色味の選び方にもコツがあります。

おすすめは、膨張色の白やベージュです。

床や壁、家具の色に使うと、窓からの光が反射して室内が明るくなります。黒や濃い茶色などに比べて、広く感じさせる効果が期待できます。

上下の空間もつなげる

上下の空間もつなげる

家の中の「縦」の広がりにも注目しましょう。

天井の高さをより高くとって、上下の空間をつなげる方法も、広さを感じさせるポイントです。

代表的な方法としては、吹き抜けやスキップフロア、ロフト空間の採用があります。視線が上に向かい、広がりを感じさせてくれます。

2階リビングや平屋なら、勾配天井を採用するのもよい方法です。

まとめ

ちょっとした間取りの工夫で、コンパクトな住まいでも狭く感じさせないようにすることができます。広々とした居心地の良い空間になるだけでなく、動線がスムーズになる効果も期待できますね。

面積が小さくてもあきらめずに、広がりのある住まいを実現させましょう!