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2024.02.20

間取りの検討がスムーズに!「ゾーニング」について

間取りの検討がスムーズに!「ゾーニング」について

こんにちは。
フォーラムプランニングのスタッフです。

少しずつ暖かい日もあって、過ごしやすくなってきました。
寒い冬も、そろそろ終わりに近づいているようです。

さて、今日は「ゾーニング」についてお伝えします。

間取りを考えるときに、お部屋のレイアウトを大まかに考えておくのがゾーニング。

用途の近い部屋をひとまとめにして、間取りを作成することで、スムーズな動線が実現します。

そんな「ゾーニング」について、詳しく紹介しますね。

ゾーニングとは?

ゾーニングとは?

まずは、「ゾーニング」という言葉の定義についてお話ししていきます。

ゾーニング(zoning)とは、都市計画や建築プランなど、いくつかの区画(zone)に空間を用途別に分けて配置することを言います。

住まいづくりにおけるゾーニングは、間取りを決める前に、部屋の使い道に応じて大まかにゾーンを決めること。

「玄関がここにあるから、水回りはこの辺りに」「キッチンとリビングはこの辺りに」といった感じにエリアを指定していくのです。

ゾーニングには4種類がある

ゾーニングには4種類がある

ゾーニングには、次の4つの種類があります。生活に必要な部屋とスペースを、この4種類に合わせて考えていくと、検討しやすくなります。

パブリックゾーン

1つ目は、パブリックゾーン。

リビングやダイニングなど、家族全員が使う、公共的な空間スペースのことです。

最近ではダイニングとリビングが一体化したオープンキッチンも増えてきていますが、この場合はキッチンもパブリックゾーンとして考えられます。

プライベートゾーン

2つ目は、プライベートゾーンです。家族それぞれの個室や、書斎などのことです。

一人ひとりのプライバシーが確保しやすいように、家の中でも静かで落ち着ける場所に配置するとよいとされています。

子供部屋は、目の届きやすい場所に配置したいという方が多いかもしれません。しかし、個室を必要とするのは、お子様が成長してから。ある程度プライバシーが尊重できる配慮も大切です。

サービスゾーン
3つ目は、サービスゾーンです。

キッチン、バスルーム、トイレ、洗面所といった、家事など生活する上で必要なスペースです。

こちらは、機能性を重視したいゾーンなので、できるだけ近い位置にまとめ、使いやすい動線になるようにレイアウトしていきます。

移動ゾーン

最後は、廊下や階段などの、移動ゾーンです。

部屋と部屋とをつなぎ、室内を移動するためのスペースです。 最近の住まいは、床面積がコンパクトになっており、廊下をできるだけ少なくする傾向があります。

これらが「4つのゾーニング」になります。

効率的な生活動線の間取りを考えるなら、これら3つのゾーンがお互いに干渉しないように配置するのが理想と言われています。

ゾーンを決めるときに大切にしておきたいポイント

ゾーンを決めるときに大切にしておきたいポイント

ゾーニングを考えるにあたって、知っておきたいポイントについても、お伝えします。

パブリックとプライベートのバランスを大切に

ゾーニングは、まずパブリックゾーンを第一に考えていきます。家族全員が、最も長く過ごす場所だからです。ただし、パブリックゾーンを重視しすぎて、プライベートゾーンが小さくなったり、動線が悪くなったりするのは考えものです。

プライベートゾーンや移動ゾーンを疎かにしてしまうと、いくら広々としたリビングを設けても、不満が残ってしまうケースもあります。家族としっかり話し合い、ライフスタイルに合わせたゾーニングにしていきましょう。

日当たりや風通し

快適に暮らすためには、日当たりや風通しのいい間取りにすることが大切です。

それぞれのゾーンをどこに配置するか考えるときには、敷地の日当たりや風向き、お隣の建物との距離感などに注意することがポイントです。

昼間長い時間を過ごすリビングは、日当たりのいい場所に設けるのが基本です。

また、移動ゾーンの玄関や廊下は、家の中に風を通す通り道でもあります。窓や部屋の配置も考え、風通しが良くなるようにゾーニングしていきましょう。

サービスゾーンはまとめて

水回りが集中するサービスゾーンは、給排水の配管を必要とします。

仮にトイレとバスルームを離れて配置しようと計画すると、それだけ配管の距離が長くなり、工事コストが余計にかかってしまいます。

そのため、サービスゾーンなどの水回りは出来る限り1か所にまとめたゾーニングをしていきましょう。

まとめ

理想の間取りを作り上げるためには、ゾーニングは欠かせない検討プロセスです。ゾーニングがうまくいっていれば、暮らしやすい間取りを実現しやすくなります。

ライフスタイルや動線、日当たりや風通しなどのポイントを踏まえ、ご家族に合うゾーニングを考えてみましょう。