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新築住宅に入居する前にやっておきたいこととは?
こんにちは。
フォーラムプランニングのスタッフです。
冬になると、イルミネーションをあちこちで目にします。
夜の街を彩るキラキラとした光。寒い寒いと言っていないで、冬ならではの楽しみにも目を向けようと思います。
さて、新築のおうちをピカピカに保つため「住み始める前にした方がいいこと」として、SNSなどで広まっているのが「入居前準備」です。
エアコン室外機の排水ホースに防虫キャップをつけるとか、排水口にヌメリ取りを入れておくとか、私たちプロでも知らないような情報があってとても勉強になります。
一方で、安全性の観点からちょっと心配になってしまう項目も見かけます。
そこで今日は、本当に役立つ「入居前準備」ができるよう、おすすめ項目と取り入れるなら注意点を知っておいてほしい項目について、詳しくご紹介します!
「入居前準備」って?
「入居前準備」という言葉は、SNSで知った人も多いのではないでしょうか。
賃貸や新築の家をできるだけキレイなまま保つために、住み始める前にやっておくと効果がある対策のことを言います。
汚れやすい部分の汚れ防止対策や、ゴキブリなどの害虫処理などがあります。特に多いのが、キッチンやお風呂など水回りでの汚れ対策です。
専用のアイテムを使うこともあれば、100円ショップで手軽に入るものを活用することもありますね。
どんな家でもやった方がいいおすすめの対策が多いのですが、新築の場合は避けた方がいい対策も定番の入居前準備として目にすることもあります。
注意点を知っておけば、安心して取り入れることができますね。
まずは、おすすめの入居前準備からお伝えします!
おすすめの「入居前準備」5選
家具の脚にクッション材
新築の床材は、傷のないままキープしておきたいですね。傷の原因のひとつが、家具の移動。傷防止に役立つのが、フェルトなどでできたクッション材です。
家具の脚に貼っておくだけなので、手軽にできるのが魅力です。ホームセンターや100円ショップで、販売されています。
エアコン室外機に防虫キャップ
エアコン室外機の排水ホースは、虫の侵入路になると言われています。
虫をシャットアウトするのにおすすめのアイテムが、「防虫キャップ」。排水ホースの屋外側に取り付けるもので、これも100円ショップで購入できます。
冷蔵庫下に透明マット
重くてなかなか動かせない冷蔵庫の下は、ホコリやカビの温床となりやすい場所です。掃除しにくい場所には、汚れ防止の透明マットを敷いておくと、汚れやカビ防止に役立ちます。
お風呂のカビ取りくん煙剤
カビ取りくん煙剤には、カビがつきにくくなる予防効果があります。お掃除のスパンがあいてもキレイに保ちやすいので、定期的な利用をおすすめです。
気がついたら天井に黒カビがついていた、という事態を防ぐことができます。
トイレ換気扇にフィルター
トイレの換気扇は手が届きにくい場所にあるため、ついつい掃除が後回しになってしまいますよね。換気扇の表面に貼るタイプのフィルターを設置しておくと、汚れてもフィルターを貼り替えるだけで済むので、お掃除が簡単になります。
採用するなら注意してほしい「入居前準備」4選
シンクやお風呂の撥水コーティング
水垢汚れを防ぐために、キッチンのシンクやお風呂の浴槽などに「撥水コーティング」が効果的という情報を目にしたことがあります。
しかし、新築の設備に取り入れるのは注意が必要です。
なぜなら、最近のシンクやお風呂にはすでにコーティング加工されていることが多いからです。
撥水コーティングを上塗りすることになり、加工が十分にのらない、コーティングがまだらになるトラブルや、ステンレスシンクのバイブレーション加工がツヤツヤになってしまったというケースが報告されているそうです。
せっかくの新しい設備が台無しにならないように、説明書や工務店に確認して取り入れるようにしましょう。
コンロの隙間ガード
システムキッチンのビルトインコンロの周りに取り付けるのが「隙間ガード」です。
天板部分との隙間からゴミや油汚れが入るのを防ぐのに効果的で、100円ショップでも売っていますね。
ただ、機種によってはかなり強くはめ込まないとうまく設置できないというケースがあるそう。無理やり入れると、もともとコンロについているパッキンが内部で破損していたというトラブルにもつながります。
設置するなら、サイズや機種のあったものを選び、強くはめ込みすぎないのがポイントです。隙間が気になるようなら、マスキングテープを利用するのも一つの方法です。
コンロの排気口カバー
魚焼きグリルがあるコンロの場合は、コンロの奥側に熱を逃す排気口がついています。
この中に油汚れや食材が落ちてしまうのを防ぐ「排気口カバー」が販売されていますね。
設置自体は問題ありませんが、使い方に注意が必要です。
グリルを使う時には、熱を排気できるようにカバーを外しておくことが大切です。
カバーが熱くなって火傷したり、熱がこもって安全装置が作動したりすることを防げます。
レンジフードフィルター
掃除が大変なレンジフードを、少しでも汚れから守るためにつけるのが「レンジフードフィルター」です。使い捨てタイプのフィルターだから、設置も交換も簡単ですよね。
気をつけたいのは、「不燃性」のフィルターを選ぶことです。
よく見かける不織布のフィルターは「難燃性」で、燃えてしまう可能性があります。フィルターが原因の火災も全体の1割程度あるとも言われており、できれば避けたい素材です。
まとめ
「入居前準備」は、大切な新居を汚れや害虫から守るために、効果的な対策ばかりです。ちょっとしたひと手間で掃除も楽になるので、手軽にできるものから取り入れてみましょう。取り入れる際には、建物や設備を傷めないように、注意点も確認しておきたいですね。